脳卒中は、発症後いかに早く、効果的な治療を開始することが出来るかが救命や回復度合い等に大きく影響します。
当院では、夜間も脳卒中専門医、放射線科が常駐しているので、救急搬送後速やかに、画像診断を行い、脳神経外科専門医、脳卒中専門医、脳血管内治療専門医といった脳卒中の専門医や各専門職スタッフがチームとなって高度専門診療を開始します。
当院には、脳神経外科、脳卒中、血管内治療、神経内科、脊髄外科、放射線、核医学、眼科、リハビリテーション、内科等多くの学会が認定する専門医や指導医、認定医の資格を有する医師が在籍しています。
それぞれの専門性を生かした診療の分担や意見を求めたりすることも直ぐに対応できます。
様々な視点から考慮した最適な診療を迅速に行います。
ガンマナイフは世界に336台程、国内では54台程が稼働しており、大分県内では当院だけです。
1996年6月から県内はもとより、県外からの患者様のご要望にもお応えし約5550件(2022年9月時点)の治療実績があります。
・外科治療のようにメスを使わず、出血を伴わない脳疾患治療が出来ます。
・単回照射の場合、2泊3日の入院で、日常生活に復帰できます。
・2022年7月より、最新モデルのマスク型(Gamma Knife Icon)を導入しました。九州で2台目となります。
頭部の固定に際し、マスク固定が可能でより痛みのない治療が可能です(症例に応じて固定法を選択します)。
脳神経外科、脳血管内科、神経内科、放射線科、眼科(脳卒中専門医8名含む)を専門とする全医師15名で、前日入院した患者さんの全症例カンファレンスを開院以来、毎朝行っています。
主治医だけではなく、専門分野・診療科が異なる医師も含めて全員で症例を検討・ディスカッションすることで、より正確な診断と最適な治療の選択に結びつけています。
当院のリハビリテーション科は、「発症したその日から」という考えのもと1978年の開院より、入院当日からの超早期リハビリを開始しました。入院当日から、ベッドサイドでリハビリを開始します。
早期にリハビリを開始することは、後遺症の軽減に繋がり、症状回復が期待できます。
当院では、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー、栄養士などが協力し、チームで行う総合的なリハビリ治療を行っています。
脳卒中には後遺症の軽減のため、リハビリ治療が重要です。
当院は、一般病棟から回復期病棟、療養病棟を兼ね備えるケアミックス型病院です。
脳卒中リハビリでは、急性期治療が終われば、リハビリ病院への転院が必要になることが多いのですが、当院には回復期病棟があるので、継続してリハビリを行うことで、後遺症の軽減に繋がります。
患者さんが自立して日常生活を送れるようになるまでリハビリを続けることで、安心して、社会復帰できるようサポートしています。
また転院における移動の負担や療養環境が変わる事への精神的不安を与える事がありません。
その後、同医療法人が運営し、隣接する介護老人保健施設サンテラスながとみでのリハビリ継続も可能です。
当院の脳卒中医療は、県内で初めて脳血管内科を加え、これまでの脳神経外科、神経内科、放射線科と合わせ、より一層の充実を図っています。
脳神経疾患は脳卒中を含めて外科治療を必要としないケースが多く、脳血管内科が脳卒中・脳疾患診療に加わることで、より精度を増した医療と予防の提供ができます。
脳血管内科の医師が診療チームに加わることで、急性期治療における点滴や投薬の管理はもちろん、再発予防や退院後の生活習慣の指導などその効果は計り知れません。
脳卒中にならないように、再発しないように予防医療に努めています。
当院のお風呂は、気持ちの良い天然温泉です。患者さんには出来る限り入浴して頂けるよう取り組んでいます。
2023年 | |
硬膜下血腫 | 76 |
脳神経減圧術 | 1 |
脳出血血腫除去術 | 1 |
動脈瘤クリッピング術 | 5 |
水頭症シャント術他 | 10 |
脳腫瘍 | 10 |
その他 | 10 |
総数 | 118 |
2023年 | |
脳動脈瘤塞栓術 | 31 |
脳血管ステント術 | 9 |
動静脈奇形塞栓術 | 5 |
その他 | 16 |
総数 | 61 |
※脳血管造影検査 133
2023年 | |
血栓溶解療法 | 12 |
2023年 | |
ガンマナイフ照射 | 152 |
2023年 | |
胃瘻増設術 | 16 |
上記以外のその他 | 4 |
総数 | 20 |